2011年6月11日土曜日

歌うときに大切にしていること

「歌っている時に一番大切にしている事は何ですか?」
今日、こんな事を聞かれました。

先日も、
ライブ後に似たようなことがありましたね。

「ライブ中は何に一番気をつけていますか」と。

「まったく何も考えていません・・・」
と、思わず言ってしまったのですが
嘘ではないかもしれません。

かもしれません、、、だなんて。
自分の事なのに
無責任な言い回しですね。

でも便利な表現だから使います(笑)

あらためて、
考えてみました。
何に気をつけているかなぁと。

あるとするなら、

何かを
気をつけることに
気をつけないよう
気をつけている・・・
かもしれません(←2回目)

私の場合ですが、

私は、ある時から
歌う時は
声を発する寸前まで
一切準備をしない事にしました。

準備というか
決め事ですかね。

準備というのは、
例えば
あの曲のあそこはこの歌い方で
とか、
あそこは裏声で歌おう
といったような事です。

それは、
その日の自分の体調や、
他の演奏者の体調やノリ
演奏する場所
また、
フルバンド編成か
アコースティックか。
それらによって
歌い方、声の質感、声の量などなど。
全部変わってくるからです。

リハーサルで上手くいった歌い方が
本番でも上手くいくとは限りません。

リハーサルで使った歌い回しを、
本番で使用しない場合もあります。

準備をしないから、
失敗した~とかも
あんまりない、、、かもしれません(←3回目)

なので、
逆に、ライブの前日までは
準備をしまくります。

どんな準備かというと、

学生時代、テニス部だったので
テニスで例えますが、

ラケットを持って
素振りの練習をする時に、

ストレートと見せかけてロビング、
ネットすれすれで手前に落とすボール、
などと
イメージトレーニングをしながら
いろんな事を想定して
1回1回素振りをします。

歌の発声練習も、
同じことではないかと。

そおいった事を
できるだけ沢山準備します。

本番までに
なんとでもさせる、
なんとでもなるように
しておけば、
真っ白まっさらな気持ちで臨めるんでしょうね。

本番で、
歌う時は
どんなにもがいても
あるものしか出てきません(笑)

一緒に演奏するミュージシャンと、
そしてお客さんたちと、
エネルギー交換でもあり
一体感を味わえるあの空間。
それがライブの醍醐味ですよね。

長くなりましたが、

大切にしていることは、

歌うときは、
自分も周りも
いかに
開放させられるかってことが出来るように、

歌うときまでを大切に
充実した日々を送ること

それが全て
歌に現れるのかもしれません・・・
(しつこい)

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